クリスマスイブですね。
かみさんから、手袋をもらいました。
お礼に本をあげました。
『ゲゲ さだまさし著』
解ける夏と書いて解夏(ゲゲ)。
水木先生とは関係ない模様。
そもそも、なぜその本を贈ったかというと、映画に大沢 たかおが
出演しているかららしい。そんでもって、脚本・監督が「さだまさし」
であったことを、カミさんは知らなかったらしく、
「え〜!?さだまさしが書いたのー・・・
挿入歌がさだまさしなだけかと思った・・・・ 」
と、ちょっとがっかりした模様。
まぁいいじゃないか。
ちなみに、さだまさしは高校の友達が大好きで、テープを借りて
聞いたことがあります。
中でも「償い」 という曲には、えらく感動して、涙した記憶があります。
こんな歌詞です。
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償い
作詩・作曲:さだまさし
月末になると ゆうちゃんは薄い給料袋の封も切らずに
必ず横町の角にある郵便局へとび込んでゆくのだった
仲間はそんな彼をみてみんな貯金が趣味のしみったれた奴だと
飲んだ勢いで嘲笑っても ゆうちゃんはニコニコ笑うばかり
僕だけが知っているのだ 彼はここへ来る前にたった一度だけ
たった一度だけ哀しい誤ちを犯してしまったのだ
配達帰りの雨の夜 横断歩道の人影に
ブレーキが間にあわなかった 彼はその日とても疲れてた
人殺し あんたを許さないと 彼をののしった
被害者の奥さんの涙の足元で
彼はひたすら大声で泣き乍ら
ただ頭を床にこすりつけるだけだった
それから彼は人が変わった 何もかも
忘れて 働いて 働いて
償いきれるはずもないが せめてもと
毎月あの人に仕送りをしている
今日ゆうちゃんが僕の部屋へ 泣き乍ら走り込んで来た
しゃくりあげ乍ら 彼は一通の手紙を抱きしめていた
それは事件から数えてようやく七年目に初めて
あの奥さんから初めて彼宛に届いた便り
「ありがとう あなたの優しい気持ちは とてもよくわかりました
だから どうぞ送金はやめて下さい あなたの文字を見る度に
主人を思い出して辛いのです あなたの気持ちはわかるけど
それよりどうかもう あなたご自身の人生をもとに戻してあげて欲しい」
手紙の中身はどうでもよかった それよりも
償いきれるはずもない あの人から
返事が来たのが ありがたくて ありがたくて
ありがたくて ありがたくて ありがたくて
神様って 思わず僕は叫んでいた
彼は許されたと思っていいのですか
来月も郵便局へ通うはずの
やさしい人を許してくれて ありがとう
人間って哀しいね だってみんなやさしい
それが傷つけあって かばいあって
何だかもらい泣きの涙が とまらなくて
とまらなくて とまらなくて とまらなくて
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やばい。
詩だけでも泣けるね(T-T) |